骨粗鬆症(骨粗しょう症)

骨粗しょう症とは、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗しょう症の主な原因は女性ホルモンの減少や加齢です。そのほか、栄養バランスの偏りや遺伝、生活習慣なども関係しています。
予防や早期発見のために、40歳以上の閉経後女性では数年に一度は骨密度を測定することが推奨されています。
骨密度の低下に気付いた場合は、なるべく早い段階で食生活の工夫や薬物治療による骨密度の改善が大切になります。
骨粗しょう症の予防には、バランスのよい食事、適度な運動、日光浴などが効果的です。

椎間板ヘルニア

頚椎では上肢の痛みやしびれ、腰椎では下肢の痛みやしびれが特徴的です。
診察とMRIにて診断は確定しますが、一部の重症例を除けば保存療法の効果が認められます。

リウマチ性脊椎炎

手指などの関節に障害が発生する関節リウマチは、自己免疫疾患の一つとされ、多くは女性に発症します。
中でも脊椎で発生するのがリウマチ性脊椎炎で、関節リウマチの進行した人や関節リウマチ罹患(りかん)期間の長い患者さんに発症しやすいようです。
リウマチ性脊椎炎は、脊椎のなかでも頭部を支える環椎(かんつい、第1頚椎のこと)と軸椎(じくつい、第2頚椎のこと)に最も多く起こります。
この環椎と軸椎は靭帯でつながっていますが、関節の変形により、靭帯がゆるんで環椎がずれ、亜脱臼(あだっきゅう)が起きます。

ぎっくり腰

「重い物を持ち上げた時」に発症するケースが多く聞かれますが、「少しお辞儀をしただけ」「ただ立ち上がろうとしただけ」など、 ぎっくり腰が起こる状況は多岐に渡ります。
正式には急性腰痛と言われ、多くは一週間~二週間程度で自然に回復していきますが、時間経過によって改善が見られない、または下半身に痛みやしびれと言った症状が出現した場合などは椎間板ヘルニアなどの病気が隠れていることがありますので、まずは整形外科の医師に診てもらうことをお勧めします。

肘内障

3才未満の子供が腕を引っ張られてから、泣いて動かさなくなります。
整復は容易ですが、すぐの受診が必要です。

変形性膝関節症

膝関節の軟骨が消失し、階段の昇降時などに膝内側の痛みがでます。
O脚変形、膝が完全に伸びない、水がたまるなどの症状がでます。
ヒアルロン酸の注射など効果がありますが、重症例は手術が必要になります。